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映画館のスマホ問題/映画の二時間は短いんだぞ、と語るワケ

最近テレビで取り上げられたおかげでやっと。

 

 

 

 

 

 

 

やっっっっと。

世間が注目した、映画のマナー問題。

 

 

 

 

僕はここ一・二年で映画館に足を運んで見に来た人ですが。

まあマナーの悪い客の無自覚なこと。

あって七癖・なくて七十七癖と言うように、自分が周りに気にされてる行為自体結構多いものなのです。

 

この際だからここでも好きに言わせてもらいますけれども。

特にケータイについて。

 

そして、2時間なんて見てられないって言う人に対して、2時間は短いんだっていう個人的な意見。

 

この2つについて勝手に語りたいと思います。

失礼、愚痴を言わせて頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

唐突な愚痴

まず、映画館でスマホを見てる人達さ。

 

小さい幼児ならまだしも。

別に若くもなくていい歳した大人なんだからさ。

1800円払ってるわけなんだからさ。

 

二時間くらい我慢して。

 

映画の世界に没頭して楽しもうよとは言わないけれど、せめて周りに合わせましょうよ。

 

 

 

 

 

ケータイに緊急の連絡が入ってきたらどうするんだ、なんて言った人さ。

何その、娘の誘拐に対する脅迫電話を気にしながらゲームしてるみたいな発言。

それなら来なくていいし、て言うか来てる場合じゃないし。

 

完全に自己中な発言だってわかってるのかな。

そもそも事前にケータイの電話を切る案内がされてるのに、それが守れない方がおかしい。

 

 

 

 

 

話題づくりのために来てる人もさ。

それならカタログとかネタバレ速報とか、レビューサイト見て知った気になればそれでいいじゃない。

 

あなたのそのスマホで、見た人のレビューを見て、知ったかぶりで話を合わせればいいじゃない。

どんな表現にするのかなー、とか。

どんな人間ドラマが見られるんだろうなー、とか。

そんなワクワク感はないわけですか。

 

 

 

 

 

そりゃ、今じゃ地上波でも映画やってるし。

何なら映画専門のCS放送もやってるから、それでも見られるよ?

CM挟んでこまめに休憩して見られるよ?

 

 

 

でも、映画館に来るって事はさ。

 

 

いち早くその最新の映画を楽しみたい、って人達が多いはずだから見に来てるわけで。

その映画の1〜2時間、もしかしたら2時間半何も考えずにドップリ楽しみたいって人が少なくともその会場に一人はいるわけで。

 

絶対自宅に置けないような巨大な音響設備で大迫力の体験が出来るのに。

その音響で映画のドラマを楽しみたいと思う人が、最低その部屋に一人はいるのに。

 

その一人がいるんだと言う意識と気遣いを持って、スマホを見ないようにできないのか。

 

マジでありえないと思いますよ。

 

 

 

 

 

映画館に来ない理由

ここで思ったのが、映画館離れについてです。

 

最近色々言われてますけども。

少なくとも、一つ確信したことがあります。

 

時間がないから?

いつでも自宅で見られるから?

映画を見るお金がないから?

 

 

少なくとも、

マナーが悪い客のいる所で自分の好きな映画を見たくない

のは確かだと思いますよ。

 

 

 

 

多分僕が隣でそんな事されたら、確実に予約した席ですら移動して見るか、最悪シアターから出ると思います。

友達だったら二度と一緒に見ないです。

 

 

 

だからホームシアターが販売されるんです。

自宅でその映画に近い音出しがしたいから。

簡単なサウンドバーでそれっぽく聞きたいから。

マナーの悪い人達がいる映画館で観たくないから。

 

 

 

 

僕も喉が弱く、よく咳き込む人間で、そのときは効果音が壮大なデカイ音に紛れて抑えて咳をするとか。

食べ物は食べたいけどニオイを出したくないから敢えて買わなかったりとか。

自分なりの意識してるつもりです。

 

 

 

 

 

 

スマホを切り離す習慣付け

で。

正直、咳やくしゃみなんかは、百歩譲らせてもらって仕方ないと思うんです。生理現象なわけで。

 

ただ、真っ暗な中に光を放つ行為がどれだけ腹が立つのか。

いやそれはもう、銭湯にジュース持ち込んで零すレベルのマナー違反ですよ。

 

体を洗わずに風呂に入る人とかいますけど正直その後の湯船に浸かりたくないですよね。

同じレベルの所作をしてるわけです。

 

 

 

 

 

で、もういっその事ロッカーを用意するしかありません。

ご協力でなく、強制で。

スマホに手を出させないようにするには、スマホをその人から離せばいいんです。

 

 

 

 

 

 

事前に入館するには、スマホと映画鑑賞券ないし電子キーを引き換えに渡して、ロッカーで預かった人から部屋に通していく。

 

家に上がる際に靴を脱ぐ事が日本での常識になっているように、同じレベルで携帯を切り離す習慣を根付かせる必要がある。

 

少なくとも僕はそう思います。

 

 

 

 

 

 

 

2時間の"価値観"

2時間は、長いか、短いか。

何に置いて長いかもあるでしょうが、映画にとっての2時間は、僕は短すぎると思います。

 

 

 

 

要は、壮大な世界観をたった二時間で表現するわけです。

紆余曲折あったドラマを二時間にまとめて関係性も自然にして魅せる。

起承転結や、序破急と言ったシナリオ構成ももちろん意識して。

世界の異変から破滅への手引き、それを解決する方法とその後のエピローグ。

 

小説ならまだ数日掛けて読めるかもしれませんが、映画はその2時間で見せ切る必要があります。

とんでもない労力です。

 

 

そりゃ、2時間集中出来ないほどのクオリティーだと言われれば、それまでかもしれません。

 

 

それでも映画を作るのに普通に数年かかるもの。

様々な制作会社や下請け、広報、映画館、配給会社、タレント事務所、場所抑えにエキストラの手配、機材配置や衣装制作などなど。

 

物凄い手間が掛かってるわけです。

 

 

 

僕としてはその成果を、スマホの小さい画面に捧げるのは、傷付くし、傷付ける行為だと思います。

 

 

 

そんなん本人がいないし、別にいいじゃんと思うかもしれないです。

 

プロなのに惹きつけられない作品作るのが悪いと言われたらそれまでかもしれません。

それであっても、経緯を払う所くらいあっていいと思う。

 

2時間がっちり集中して、その上で合わないとか好きだとか、演出はこうだったりこの方が良かったのではとか。

 

そう言う感想を抱いてから、スマホ見ながらでも構わないとか言う評価をしてもいいんじゃないだろうか。

2時間で作り上げた世界をしっかり見て、その上でスマホながら見でも構わない様な映画か判断してからでも、遅くないのではないでしょうか。

 

ま、その前に公共の場でスマホ出すな、って話なんですけど。

 

 

 

 

制作に対する意識

唐突な自分語りに入ります。

元々僕は、クリエイター(特にアニメーター)を育てる大学に通っていました。

 

 

在学時は素人なりに脚本をイチから独学で勉強して書いてました。

わざわざ脚本家の本を買って、シナリオとはこういう物だと言う基礎部分を介錯しながら作りながらで書いてました。

 

 

 

 

 

作画やキャラデザと言う目につく部分がやりたいと思うひともいたでしょうが。

シナリオや演出がしっかりしていないと、作品がまともに魅せられないなと思っていたわけです。

もっと言えば、目につく事ばかりやりたい人が多かったがために、裏方の仕事を自分達でやりたいと思う人がいなかったと言えるかもしれません。

 

 

 

 

脚本を手掛けるのも、言葉選びや言葉の掛かり方でキャラの性格をシナリオの展開に持っていったりと、素人ながらすごい意識してイチから考えて書きました。

 

一つの作品を書くのすら大変なのに。

一つの数分のアニメ制作を連携して作るのですら大変だというのに。

その経験があるからか、それなりにモノづくりの大変さは素人なりにわかっているつもりです。

 

 

 

 

だからこそ。

 

 

 

 

だからこそ、スマホを映画館で開く人が許せないんだと思います。

 

 

スマホを映画館で見る事=土足で家に上がるのと同じ行為をしてるわけですし。

映画を作った人たちへの敬意すらもないのかと、イチど素人の偉ぶったクリエイター未満の僕からしたら思うわけです。

 

 

 

 

 

あとがき

ここ最近、映画に関するマナーなどがメディアに取り上げられる以前から、僕はTwitterでよくスマホの問題を見てきました。

 

正直、年に数回見る程度ですが、やはり実感するともう気になって仕方がありません。

 

 

何かしら映画館や組合などで、一度でいいからそう言う呼び掛けでなくなにか実行に移してくれる企業がないものか。

 

心から願うばかりです。