10億年ぶりにRYZENで自作組んだら完成に5日かかったワケ(前編)
さて。
みなさん、コロナのための自粛してますか?
恐らく自宅で気分転換やフラストレーション解消に勤しんでおられることと思います。
うちで映画?
汚い部屋の大掃除?
自宅でトレーニング?
調理でストレス発散?
いや、どうせ皆さん。アレ、やってるんですよね?
そう!
自作パソコンを組む事です!!
え?僕だけ?
はい。
そんなわけで唐突に始まった自作パソコン語り。
一応、アニオタでありガンヲタでもあり、カメラオタクでありパソコン好きでもありオーディオ知識も多少ある。
と言う、何を主食に生きているかわからない僕ですが。
もうとうとう我慢できずにパソコンを組み立てる事にしました。
今回はその経緯と理由も含めてただただ、延々とわかってもらえないと思いつつわかってもらえるよう、書き連ねて行きたいと思います。
現在のパソコン
まず。
今使用してるパソコンを紹介します。
某社製スティック型PC。
パソコンの消費電力を抑えたいがために買ったやつです。
普段電源つけっぱなんで、気になったんですよね。
確か当時で約25,000円ほどで売ってたかな?
懸念すべきはそのスペックの低さ。
Atomと言うメチャクチャへちょいCPUで、正直買うまでは「流石にブラウジングくらいは問題ないでしょーwwwww」と思ってました。
「いくらしょっぱいCPUでも日進月歩でしょーwwwwwwww」と。
ところがどっこい。
問題点①
まずYouTubeの動画がとてつもなく重い!
画質を落とせばまあまあ見れますが、フルHDの高画質にすると一気にローディングに時間がかかる!
ライブ配信とかコメント表示するとまともに見れない。
そうですねー、大体3秒に1回止まることも。
引きこもりな僕には大問題です。
問題点②
あと、たまにパソコンがフリーズする。
電源をつけっぱなしにすることが多く、長時間動画を流しっぱなしにする。
で、その動画再生中にフリーズ。
さらに再度ログイン時にフリーズ。
さらに仕事に関する書類作成中にもフリーズ。
どんだけ冷やされたいねん。
問題点③
ファンの音がうるさい。
小さいからすごい速さで回転すると甲高い「フゥィィィィィイィィィ」って感じの音がする。
10円玉くらいのサイズで口径が小さいので、それが起因してますね。
問題点④
内臓ROMが少なすぎてOSのアプデができない!!!!
これ、データの保存容量何ギガだと思います?
32GBですよ、32GB。
つまりこれ、パソコンのアプデが出来ないってことは。
OSのバグ修正とか脆弱性を抱えた問題の解決ができないんです。
もっと言えば、バグが治せないってことは、要はこれ使い捨てに近い扱いになってるわけです。
皆さん、これ市販品のパソコンですよ。
一応2万5千円くらいしたんですよ?
ぶっちゃけ、中古のノートパソコン買っておけばよかったとどれほど思ったか。
仮にも誰でも買えるパソコンとして売られているんですよ?
自作PCの経験あり
さて、そんなフォローのしようもないパソコンで過ごしていた私ですが。
前は自作PC使っていました。
10年物のPCでi7-860でインストールにもSSDを使ったやつで、それなりにしっかりしていました。
長年使っていく中でHDD増設、電源やビデオカードなどの交換を経て。
とうとうここ最近でブルースクリーンを頻繁に起こすようになり、お亡くなりに。
まあ安物のマザボでしたし、10年保てば十分。
しかもWindows7から10への無償アプデの際、チップセット(P55)が動作保証対象外だったのよね……それでよく動いてくれたと思う。
自作熱再燃
そんな劣悪な環境から自作パソコンをまた欲しくなりました。
何やら、ここ数年ではAMDのRYZENがめちゃくちゃ話題。
Intel製は安定感があるけれど、圧倒的コスパで昔からAMDが人気。
やっぱ人間コスパが大切なんだよなぁ。
ただ、今ここで
自作をわざわざするメリットってあるのか?
という疑問も抱かないわけではなく。
そこで自作をするといいところを考えてみます。
自作のメリットその1
バラで買える分好きな買い方ができる。
まず、お手軽なBTOも考えました。
候補に上がったパーツも選ぶだけで勝手に組み上げてくれるやつ。
ただ、一回の投資額が高過ぎる。
とりあえず、今回はパーツは少しずつ買い集めるスタイルにしました。
自作パーツって、バラバラに購入できるので、一気に買おうがばらして買おうが問題ないんで。
BTOだと、そういうパーツもまとめて指定して組み立ててもらった完成品を送ってくれるので。
なんだかんだ、欲しいスペックのパソコンになると、10万は軽く超えてしまうんですよね。
その点で言えば、パーツ単位で買えば一回の投資額は少なくできます。
想定しているスペックのパソコンが、時間がかかってもよければ作れるのが一つのメリットですね。
家電量販店で買うなら、バラで買う分ポイントを使ってほしいパーツに消費して安く買う方法だってあるわけで。
自作のメリットその2
ノウハウが活かせる。
前述よろしく、自作パソコンの醍醐味とも言える組立作業を、やってもらい購入出来るのがBTO。
ただ、もしどこが故障したかわからない場合、メーカーに修理依頼をする形になるとお金がかかるのが気になります。
もちろん、パーツを自分で入れ替えもできるとも思います。
もとは自作パーツなので。
ただ、その時に一応メーカーPCになるので、BTOメーカーの保証が適応されない問題も。
それなら、自己責任だけど正しい知識さえあれば、自作PCの方がメンテナンススピードも、修理費や保証の問題もすべて解決。
壊れた箇所やスペックアップを測りたいときにパーツの入れ替えをするだけである程度対応できます。
自作のメリットその3
あと、もう一つ。
単純に組み立てる作業が好きなんだよ!!!!
あれです。
「このビールのためにつらい仕事やってんだよなぁ~!」ってやつ。
あれです。
要はパーツ少ないけど超高額なプラモみたいなイメージなんですよね。
自作パソコンって。
プラモって、細々してるけど数十から数百とあるパーツを一つ一つ組み上げて完成させる過程が楽しいとこ、ありますよね。
自作パソコンは、せいぜい10個もないパーツで、しかも刺さるパーツや規格は決まってます。
それぞれを必要な端子に、必要なケーブルを使って、それを指定の箇所に差し込むだけ。
パーツを収納するケースも自由に選べる。
そんな簡単な作業で自分だけのオリジナルパソコンが手に入るって……
興奮しませんか?
しますよね?
しない?
してよ…
ま、それはそれでおいといて。
そんな興奮する作業が奪われるのが嫌なんですよね。
ロマンあふれる作業がカジュアルに奪われるのは、とてもつまらないわけです。
選んだパーツ紹介
そしたら、こんな所有欲を満たすためだけに選ばれた、いかれたメンツを紹介するぜ!!
や、まぁ普通のパーツ紹介なんですけどね。
CPU
AMD RYZEN5 3500
2600も良かったけど、使うソフトによってはマルチスレッドが意味がないってことで、それなら最新型にしようということで物理6コアのみの3500に。
キャッシュも多くクロックも高いからシングルスレッド能力はやはり高い。
ホントは6コア12スレッドの最新モデルだと勝手に勘違いしたのはナイショだよ♪
クソっ
マザーボード
MSI B450 GAMING PLUS MAX
負荷に強そうだから。
職場の人がゲーミングに強いメーカーは負荷に強いとのアドバイスをくれたので、これ。
スマホでお馴染みのASUSもB450チップモデル出してたけど、アドバイス重視でこっちに。
あと、RYZENで組んでる割合が高い(ように見える)のもこちらだったので。
わー、誰かが使ってないと不安で手が出せないステレオタイプのダサい人だー。
うるせ。
PCケース
ANTEC P100
かっこいいから。
ケースに機能性なんて普通に備わってるんだから、あとはデザインでしょ!!
LEDとかも趣味ではないのもあった。
購入経緯
今回、購入は基本、楽天経由でした。
ただ、あらかたパーツを買った後にケースを全くかんがえていないことに気づきます。
決めかねていて、以前のPCではANTECのデザインで選んだんだけど。
そのANTECなどの卸販売してるリンクスインターナショナルって企業が、直通販のショップを出してたんですね。
そのショップ経由ですと、なんと化粧箱破損の中身は新品で8868円!
他だと安くても9480円だし、しかも楽天ポイント3倍なんで普段よりも得!
流石卸販売業者の直通販。
速攻で購入決めました。
前のP182での不満点
前のパソコンで組んだP182というケース。
これもカッコいいから買ったんですが、僕には合わなかったです。
まず、電源からケーブル引っ張るのが仕切りのせいで面倒くさい。
金属製で箱の作りはいいけど、仕切りが細かすぎてケーブルの配線がやり辛いのが唯一の不満でした。
ただ、これは経験不足の影響が大きいですね。
配線もきれいではなかったですし。
その点、P100はケースの電源部とシャドウベイの仕切りがない、配線の自由度が高そう。
電源ユニット
玄人志向 KRPW-N500W/85+
安かったから。
容量も十分だし、ボーダーにしてた80PLUS規格対応だし。
玄人志向はメーカーサポートがない代わりに掲示板で調べてね、で有名ですが、どっちにせよ僕あまりメーカーに尋ねない人だからいいんです。
ヒッキーなめんな。
RAMメモリ
Corsair CMK16GX4M2B3000C15
相性問題から。わぁーお画像ブッレブレェー。
初めて知ったんですが。
MSIってマザボに対してメモリの動作チェックやってるんですね。
しかもCPUの世代に合わせてチェックしてるらしく、その中に対応したメモリと表記があった中から選んだ。
なるべく値段も手頃なので。
ていうか初代自作PCの頃よりメモリの値段上がった気がする……
噂ではG.Skillのメモリが良いみたいですね。
ゆくゆくはメモリもG.Skill製にしたり、CPUもグレードアップしたいねぇ。
OSとSSD
一つはSPD楽天支店から。
DSP版OSの組み合わせが、楽天では提供されておらず、パソコン工房のHPから直で購入。
Windows10 home DSP
Crucial BX500 CT240BX500SSD1×2
さて。
意味もなく隕石が90°曲がって地球に落ちるほどの唐突にアホな話。
していいですか?
聞かれなくてもしますけど。
SSDを2個買った理由
僕、最初はSSDだけ単品で4000円ほどで買ったんですよ。
OSも欲しかったけど、その時DSP版のOSで都合の良いやつが見つからなかったわけです。
仕方がないと購入したんですが。
何と後日、そのSSDとDSP番号Windows10が抱き合わせで売っているのをパソコン工房にて発見。
しかもそのソフトと欲しかったこのSSDがセットで約18000円。
OS単品で約16000円。
差額は約2000円。
( ;∀;)そっちのほうがお得やん…
もう少ししっかり検索していれば……
SSDなんてそう変えないし、最初からそっち買っとけば良かったなと後悔したぁと。
勿体ないことしたなぁと。
そこで、半ばやけくそになって思いましたよ。
もうせっかくならDSP版も買って、SSDのRAID構成にすりゃいんじゃね?
と言うわけで同じSSDが2台あるのはその理由になります。
しかもRAID構成は初チャレンジ。
ヒュウウウウウウ!!!!楽しみだッゼエエエエエエエエエ!!!!(テンション爆上がり)
馬鹿な男です。ええ。
SSDに関する与太話
SSDの値段めっちゃ下がったよねぇ……
当時は数十ギガで同じくらいの値段だった気が……
これ、ちなみに日本版と海外版なんです。
先に海外、後にOSと一緒に日本版を購入。
違いは、日本の量販店で卸販売が出来るようになった認可付きかそうでないか。
だけ!?だけなの!?
ちなみにパッケージやSSDもそれぞれアイコンの一部が違うのみ。
基本の文字やカラーリング等はほぼ同じ。
商品のシールも、多少配色の明るさが違うだけで、全く同じと言っていい。
その他のパーツ
ビデオカードやブルーレイドライブは前PCからの流用で使いまわし。
後、HDDは安いのを後日調達予定。
もしくは、従来使用していたHDDをそのまま引き抜くか。
ホントは日立製のHDDが欲しいけど、仕方ないと割り切り。
そしてこの時、気づく由もなかった。
この判断が、合計5日かかる地獄のようなロングランを走らされることになるとは……
※通常は数時間あればすぐ終わる作業です。
※マジで5日かかりました。全て僕のせいです。
あとがき
いやー、自作パソコンって楽しいですね。
もっと世間に流行ればいいのに。
ただ、こういうのってマニアックなんで流行らないってのと。
パソコンメーカーからしても売り上げにつながらないってのがあります。
ちなみに、最近はパソコンメーカーの直通販サイトからでも、ノートパソコンやデスクトップパソコンからでもBTOよろしく選んだりできるので、サポートも考えている人はそれで選ぶのはありかも。
とりあえず、後編ではビックリするほど時間のかかる自作作業をログとして残そうと思います。
普通は数時間で終わるんですよ!!
ほんとですよ!!