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ライブの成功、着実なメンバー増強 Vtuber事務所ホロライブの急成長について考えるワケ

豊洲PITは熱狂の渦に巻き込まれました。

 

株式会社カバーが運営しているVTuber事務所、ホロライブ。

その所属アイドルによる1stFes「ノンストップ・ストーリー」が開かれました。

 

私は残念ながら金が圧倒的になかった為にチケットも買えなかった勢なのですが、まず列が半端ない。

 

 

これ、朝の物販列なんですが、半端な。

よくよく考えてみればこれだけの人が朝から並び、夜には豊洲PITにさらにリスナーとして足を運ぶわけで。

 

あくまでデジタルアイドルのライブでここまでの影響力が出るのかと驚いたものです。

 

また、#とまらないホロライブでTwitterで呟いたツイート数が、トレンド数で世界上位にも入りました。


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日本じゃなく、世界ですよ?

 

その数、約32万。

いやどんだけ呟いとんねんと。

 

しかも、他の事務所Vtuberも、さらにはオタク文化に緩和な議員さんまでその会場からツイートしてたり。

 

 

 

今回は、そんな社会的にも影響力があるホロライブが、何でここまで来れたのか考えてみようと思います。

あくまでも素人目での観点なんで細かい所や勘違いなどはご了承下さい。

 

 

人員より運営資本

まずホロライブを見て思うのは、めっちゃ金があるなー、って所です。

他のグループでも、なかなかメンバーのほとんどが3D化してるのってかなり少ない。

 

で、しかも23人全員横並びにしてモーショントラッキング&リアルタイムレンダリング出来る技術があるわけで。

どんだけ精度高いのよ。冷静に考えたらすごい技術力なんですけど。

 

で、グッズめっちゃ作ったり、ニコ生ライブもやったり。

ニコニコでもファンクラブ作っていたり。限定配信もしたり。

しっかり取れるところは取って技術や運営に還元してるなぁ、と関心します。

 

ホロライブはトラッキング技術は元から非常に高く、にじさんじも焦ってより強力なトラッキングシステムを契約して増強したほど。

しかもそこの違いは、ホロライブ自体が元々そのシステムを所有している事です。

 

つまりこのシステムがよりシンプルな構造になって提供出来るようになれば、VR環境をより豊かにできる可能性と、それに対するビジネス展開が見込めるわけです。

 

その意味でも3Dに対する技術向上は株式会社カバーの懐事情を豊かにして余裕を持った運営に繋がります。

 

 

人を吸収するチカラ

さくらみこ、星街すいせい、AZUKI

このメンバーは外部からグループ入りしました。

 

中の人で、というわけでなく、ガワをまとめて引き抜いたんです。

 

普通なら中の人に自分たちの用意したガワを当てることがほとんど。

だけど敢えて外部からそのまま吸収してファンを活かしたまま吸収してるのは、マーケティングの一環かもしれません。

自分達の考え以外も取り入れて、新しいファンや路線を取り入れるというやり方も模索しながら運営してるように取れます。

 

そうする事で顧客の求めるニーズを研究しているのでは、とも思えます。

 

 

無理をさせないマネジメント

紫咲シオンや湊あくあは、一時期引退が噂されていました。

確か、1週間ほど配信を停止して考えさせてくださいと言う配信をしていたはずです。

 

今、ホロライブは記憶してる限りでは問題を起こして契約解除された人見クリス以外は引退したメンバーはいません。

最近はにじさんじや.live、エンタムなどに所属していたメンバーが次々と引退していってます。

内容は当人たちしか知りえませんから理由等は推測にしか過ぎませんが、それにしたってファン達からしたら悲しいのは確かですよね。

 

ただ、ホロライブは3Dライバー・一〜三期生・ゲーマーズが全員揃って舞台に立てました。

人員をしっかりと拡充させながらアイドルを中心に据えて誰一人辞めることなく今日までこられたのは、ホロライブ運営の無理のないメンタルヘルス管理能力や問題解決能力が非常に優れていた故でしょうね。

 

 

ときのそらとAちゃんと言う柱

 

13人。

この数を見てピンと来た人は大分沼にハマっていることでしょう。

これは、ときのそらが初配信で呼び込んだ視聴者の数です。

 

 

今だとホロライブの配信を見てみると、ほとんど軒並み数千人超えの視聴者数ですが、そこから鑑みると信じられない数差です。

 

ホロライブは、当時ときのそら一人だけで、しかも周りにはVTuber四天王(キズナアイ、ミライアカリ、電脳少女シロ、輝夜月、ねこます)といったメンツが爆発的に視聴者数を伸ばしていた中での配信活動でした。

 

 

当然、その勢いの良さから差がついたものの、二人が諦めずに配信環境を整え、企画やBGMの差し込み、配信テンポの見直しなど諦めずに着実なスキル獲得が実って、今のホロライブの生配信スタイルが根付いたんだと思います。

 

特に大きい影響として、バーチャルYoutuberは主に動画投稿スタイルを主流にしていました。

その中で、徐々に生配信を中心にした活動にシフトしていったのは、主ににじさんじの月ノ美兔とときのそらの二人の活動の影響が大きいのかと。

 

 

また、ホロライブと言う名前は事務所名でもある事と、その配信環境システムを指す言葉でもあります。

二人の活動は、配信スタイルを主流に根付かせる事と同時に、2つの意味を持ったホロライブの名前を世間に広めるために大事な広告塔としての役割も担っていたと思うと、その責任は非常に重大だったとも思います。

 

二人はホロライブの名前と、配信スタイルを主流に導くと言うホロライブ全体を支える土台として、柱として活動してくれたのです。

 

なので、この二人の事は箱押しする時には絶対に認知や存在を避けてはいけません。

マストです。マジで。

 

 

一強ではなくみんなで

ホロライブメンバーで、非常に強みを持っているのが横つながりの力です

全員の登録者数が伸びてきて安定しきったタイミングで新しいメンバーを入れてきて、そのるつぼが新メンバーに上手く反映されるようにして芋づる式に登録者数を伸ばすシステムが確立されています。

 

特に三期生はその影響が強く、一期・二期・ゲーマーズが安定して数万人の登録者と知名度を得た時に参入し、様々なコラボを行なうことで10万人超えが続出。

さらにその影響が続く状態で四期生が入った上に桐生ココと言うトンデモ爆弾のキャラが来て、1ヶ月足らずで10万人超えと言う爆発的なスピード。

 

横つながりが強いほど互いに連携しあえ、更に土台固めと箱押しの力と、新しい配信者にも影響を与えられる。

その皆で登録者数を上げていく環境が出来上がっているのが今のホロライブなんですね。

 

 

今後の課題

さて、ここまで来たホロライブ。

ですが、もちろんこれで終わりませんし追われません。

 

ホロライブはここまで成長出来ましたが、別ブランドのイノナカミュージックやホロスターズの規模拡大が必要になります。

 

元々Vtuberは女性の方が人気が出やすく、男性は伸びにくい傾向にあるようです。

カバー社長の谷郷氏も、ホロスターズを支えると言うツイートをしていたり。

 

また、イノナカも音楽コンテンツの拡大として、課題はオリジナル楽曲を増やす事ですね。

自社コンテンツ=IPを増やす事によるビジネスも必要です。

 

ホロライブだけでなく、イノナカやホロスタが成長出来ないと2ndLiveの時にさらなる収益拡大が見込めません。

 

ただ、それも踏まえたさらなる成長を、今のホロライブなら出来るとも思ってます。

それほどの勢いを非常に感じています。

まさに、とまらないホロライブ、です。

 

あとがき

一応、私はときのそらが活動を初めてしばらくの頃に出会いました。

当時は動画を中心に四天王とかにじさんじを見ていたんですが、最近はもっぱらホロライブの箱押しです。

 

何というか、素直で見やすいんですね。

癖がなくて個性的で、あとみんな可愛い。

 

にじさんじも見てましたけど、結構メンバー全員アクが強くてドギツイので疲れてしまったのが正直な所で。

それもあってホロライブに逃げてきたと言ったところで。

 

 

でも、あのノンストップ・ストーリーをTwitterで追ってましたが、やっぱりシンデレラストーリーと言うのは涙が出るもので。

それこそ全員で繋がりを欠かす事なく、一丸となってここまで来られたのも、ひとえに視聴者と運営とライバーの意志が同じ方向性を向いていたからだと感じます。

 

ときのそら筆頭にして、約40名になったホロライブ。

次の2ndLiveは是非とも参加したいものです。

 

こんな感じで、暇つぶしになれるかわからないブログを細々と書き綴っています。

また暇があれば見てくだされば幸いです。